MaaSという概念を誰もがわかりやすい価値に変える仕事。移動という難問を紐解くデザイナーとしての貢献と面白さ。
移動の心理的ハードルを下げる為のMaaSソリューション開発の強化に向けて幅広い職種を募集しております。そこで今回は2024年9月にご入社されデザイナーを務められる加納 匠磨さんに、MTJでの業務内容ややりがいについて聞きました。
――現在のMTJでのお仕事やミッションについて教えてください。
事業グロース部門でデザイナー職として、地域密着・住民参加型ソリューション「NoluDay(ノルデイ)(※1)」のUI/UXや、コンサルティングサービスである地域ごとに特化したモビリティデータパッケージ「まちモビぷらす(※2)」の顧客向けデータ資料のデザイン、コーポレートサイトのメッセージ訴求の起案から構築、カンファレンスで配布するMTJの事業を集約したチラシ・ポスターの作成など幅広く従事しています。

※1) NoluDay(ノルディ)
目的地情報や最適経路の検索、配車予約といった交通サービスを一気通貫で提供する機能を軸に、利用者のリアルな声を収集するアンケート調査機能や、それらのデータを分析するダッシュボード機能も搭載。サービスを提供する側の行政や事業者はもちろん、利用する側の住民もソリューションを通じて地域交通の発展活動に参画しやすい一連の仕組みにより、地域環境の改善サイクルを加速させ、その地域に適した持続的な移動エコシステムの構築をを目指すプラットフォーム。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000047675.html
※2)「まちモビぷらす」
自治体や事業者の中では人的・金銭的リソース不足に加え、地域ごとに状況や条件が異なるため一律的なデータ活用が難しく、積極的な利活用が進んでいない現状があります。住民の声や地域に関する現状把握のための調査データを盛り込み、より身近で有益なデータ利活用と対策事例集による移動課題解決を支援。詳細:https://www.maas.co.jp/machimobi-plus/
――オールラウンダーで活躍されているのですね!キャリアは一貫してデザインに関わる仕事でしょうか?
実はキャリアのスタートはデザイナーではなく、カスタマーサポート(以下、CS)職でした。学生時代にiPhone が発売されアプリに興味が湧いたことがきっかけで、アプリ事業を展開する静岡県のIT企業に新卒入社し、当初はCSとして利用者の声を聞き解決する仕事をしていました。日々お客様と向き合うなかで、ユーザーのお声からプロダクトの改善点が具体的に見えるようになったものの、現場から改善案を反映しづらい状況にもどかしさを感じていました。そこでCSだけでなく、プロダクトデザインやUIUXデザインに関わりたいと上司に直談判し、徐々にデザイナー業務を担うようになりました。そして入社して7年〜8年目 には専任のデザイナーが本職となりました。
振り返ってみると、大学時代のグラフィックなどの授業を選考し、興味はあったもののデザイナーへの就職が絶対条件ではありませんでした。ですが、実際にIT業界に携わるなかで「もっとユーザーの声に貢献したい」という気持ちが生まれ、結果的にデザイナーを志しました。デザイナーに職種転換した当時は独学で学びながら、ワイヤーフレームやプロトタイプの作成、メディア用のバナーやグラフィック制作。そのほかにもCSS・WordPressを使用したサイト構築など事業に関わるほとんどのデザイン業務をやらせていただき実務経験を積むことができました。
――MTJに出会った経緯や入社のご理由を教えてください。
MTJはビズリーチでスカウトメールをいただき知りました。前職は扱う商材の特性上、仕方ない部分もありますが、社会貢献の薄さに違和感を持つようになり、「自分の仕事は誰かのためになっているのか?」と考えるようになったんです。もっと多くの人に喜んでもらいたい、そんな気持ちが湧き、私のなかで社会貢献欲が高まっていました。その時にMTJからスカウトの連絡をいただき、会社のミッションや事業内容を調べていくとモビリティや移動という分野から人々の暮らしを豊かにする、非常に社会に対する貢献度の高い事業だと実感し、身近な人だけでなく、全国の暮らしをMaaSを通じて明るくできる仕事なのではと感じました。
――もともとMaaSやモビリティ分野に関心はありましたか?
MTJやMaaSという概念は転職活動時に初めて知り、そこで社会貢献性に惹かれましたが、思い返すともともと車とバイクが好きで、MTJであれば間接的にも関わることができると思いましたね。「こんな仕事があるのか!」と驚きと嬉しい気持ちを今でも覚えています。

――MTJで働く魅力を教えてください。
やはり第一に、MaaSのパイオニアとして事業拡大しつづけ、経済性と社会貢献性の両輪で事業開発ができる面白さです。日々働くなかでも、CEO日高のMaaSに関する知識量の凄さや事業を推進するスピード感など近くで見ることができ、非常に尊敬しています。その次に感じる魅力は、MTJで働く人にあると常々感じます。優秀かつ人柄が温かくポジティブ思考な方が多く、日々学ぶことばかりで楽しいです。特に採用面接時から今も上司としてご一緒させていただいている事業グロース部門ディレクター堤さんのお人柄の良さは選考当初から印象に残っており、スタートアップでこんなにも優秀で温かい方々と働けるのかと今でも働くなかで感動しています(笑)とてもありがたい環境です。
――デザイナーとしてMTJで働くやりがいはどんなときに感じますか?
MaaS分野や交通関係は難しい単語や表現が多いなかで、どのように分かりやすく噛み砕いて価値提供できるのかを考え抜き、言葉を削ぎ落とす作業を繰り返すなかで、たどり着いたアウトプットがMTJメンバーやお客様から非常にわかりやすいと評価いただくときにやりがいを感じます。具体的な事例として、地域ごとに特化したモビリティデータパッケージ「まちモビぷらす」の顧客向けレポートに関しても自身で納品イメージを起案し実際の納品まで担当しています。モビリティ関連のレポートのご評価でもお客様から「想定以上の価値を提供してくれて驚きました」とお言葉をいただくことができとても嬉しかったです。
デザイナーとしてMaaSという概念を咀嚼し、誰でも理解しやすいモノへ昇華させていく。ユーザーが見るグラフィック、レポート資料、動画の制作だけでなく、誰もが使いやすいアプリ体験に繋げていくデザインの仕事は非常に意義のある面白い仕事だと思っています。社会を良くしたいと本気で挑み続けるMTJの成長をデザインから加速させたいと日々邁進しています。

――実際に働いてみて、どんな方がMTJの風土にマッチしそうと感じますか?
とりあえずやってみることができる方でしょうか。ただ指示を待つのではなく、自ら行動に移せばそれに対するフィードバックを早くいただくことができ、結果的に改善のスピードも飛躍します。また相手の期待に応えるだけでなく、プラスαを創造することも大切ですね。またMaaSは概念的なことも多く、すぐにはイメージを持ちづらいからこそ自身で抱え込まない相談力が重要だと感じます。一方で限られた時間で推進する必要がありますので、建設的な自責思考を持つ方もマッチするとも思います。私自身も振り子のように場面に応じて、今どの行動が取れると最適か俯瞰して判断する力を養っています。
他にも私自身が”当たり前行動”として大事にしていることでもありますが、プロセス含めた納期を必ず守ることや、チーム全体が動きやすいように先を想像した連携は常々心がけています。少数精鋭だからこそチームで考え、動くことが大切です。事業もプロダクトもデザイナー一人では生み出せないからこそ、One for All、 All for Oneの精神でチームで結果を出すということに共感できる方はマッチすると感じます!

――今後MTJで、実現したいことはどのようなことですか?
デザインの分野から新しい移動体験をわかりやすく届けていきたいです。弊社の活動をより多くの方に知っていただき、アプリを含めたユーザーに提供するプロダクト全般のUIUXの改善に尽力していきたいと思います。アプリのUIUXも直感で操作できるようになれば、地域交通ももっと活性化できるのではと思っています。使い方がわからず諦めるご高齢の方もいる現状で、興味をもっていただく機会づくりから、「意外と使いやすい、これからも使い続けたい」という感情の流れを作り、誰でもどこでも移動体験を安心して楽しめるものに変えていきたいと思っています。
――最後に一言お願いします!
ポジティブ思考で弊社のカルチャーに共感いただける方は是非一緒に働けると嬉しいです。モチベーション高い組織であり続けることで、相乗効果でより良い事業づくりができると信じています。MaaSの具体がわからない状態でも学ぶ姿勢があれば問題ありません。ぜひご応募をお待ちしております!

――加納さん、ありがとうございました!
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