プロジェクトマネージャー 江口さん

MTJの醍醐味は未来をつくる一端を担えること。MaaSを通じて住民、地域、来訪者、日本全体が前向きに発展し続ける好循環を生み出したい。

移動の心理的ハードルを下げる為のMaaSソリューション開発の強化に向けてプロジェクトマネージャーやエンジニアの募集を開始しました。そこで今回は2024年9月に入社されプロダクトCS部門のマネージャーを務められる江口 隼人さんに、MTJでの業務内容やミッションについて聞きました。

――現在のMTJでのお仕事やミッションについて教えてください。

プロダクト事業部門のマネージャーとして、軸は経営・事業企画ですが、企画にとどまらず、実際の事業開発・営業推進や一部コンサルティング業務まで、幅広い役割を担い携わっております。具体的には入社直後は、まずはプロダクト事業の成長に必要なKGI・KPIや仕組を構築し、また事業の成功において肝であるマーケティングの考え方を共有しました。その後、案件のプロジェクトマネジメントやデリバリーを行いながら、国家プロジェクトの企画書作成および提案も行ってきました。

例えば、国交省の補助金事業である福岡県や金沢市との人材育成事業や、SIP(※) という内閣府の事業です。足もとでは、民間企業への協業や提案にも一部携わったり、案件管理の仕組みの改善を行ったり、戦略と実行の両輪を回しています。様々な現状や制約と事業、戦略と実行、社内と社外。その間をつなぎながら、全体を設計し、動かしていくこと。それが、私がずっと意識してきた立ち位置です。

※ SIP:戦略的イノベーション創造プログラム(Strategic Innovation Promotion Programmeの略)SIPは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトである。国民にとって真に重要な社会的課題や、日本経済再生に寄与できるような世界を先導する10の課題に取り組む。各課題を強力にリードする10名のプログラムディレクター(PD)を中心に産学官連携を図り、基礎研究から実用化・事業化、すなわち出口までを見据えて一気通貫で研究開発を推進。経済成長の原動力であり、社会を飛躍的に変える科学技術イノベーションを強力に推し進めていく。
詳細:https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sympo1412/about/index.html

――これまでのご経歴を教えてください。

高校卒業後、オーストラリアの大学に進学し、そこでビジネス学部ホテル観光経営学科を専攻しました。将来は経営人材としてグローバルに社会貢献したいと思い、新卒では外資系の商用車メーカーである三菱ふそうトラック・バス株式会社に入社。約8年間、購買・調達部門にてコスト削減・業務改善などを通じた利益・QCD改善などに従事しておりましたが、より経営・戦略の視点や製造業、購買・サプライチェーン以外の業界や領域の知見を身に着け、幅広い課題解決に取り組むM&Aコンサルティングに携わりたいと考え2社目でPwCアドバイザリー合同会社に入社しました。その後は経営と現場両方の経験を活かし、戦略戦術を描くところから実行まで主体的に参画したいと思い株式会社サイカへ入社。約3年間、戦略統括部にてリーダーとして経営企画・事業企画を行っておりました。事業の持続的な成長にとって肝であるマーケティングおよびデータ活用の知見を深めながら、事業計画の策定、管理の仕組みづくり、ターゲットと提供価値の精緻化など頂戴したタスクにしっかり向き合ったうえで、事業・経営視点で企業・事業としていまやるべきことを分析・提案しながら経営陣・事業責任者の支援に従事しておりました。

またプライベートでは旅が趣味で、学生時代は東南アジア・ヨーロッパをバックパックで旅をしていました。2019年は転職の合間で初めてアフリカのエチオピア・ベナンへ。1社目ではヨーロッパ・アメリカ・インド・韓国と海外出張もありました。その他の旅行を含めると、結果的にですが、国外の交通や移動についても肌で感じてきました。

――MTJに出会った経緯や入社のご理由を教えてください。

これまでレイターフェーズの組織での事業企画やアドバイザリーという立場を経験させていただき、より世の中に影響を与える人材になるには、戦略や構想を描くだけでなく、実際に仮説検証を含めた事業をつくる過程に関与したり、私自身がともに実行に携わる立場やフェーズの組織に参画する必要があると感じました。そして「人生をかけてどんなテーマに向き合いたいか?」を考えたときに、社会への影響範囲だけでなく、心から共感するミッションであるかを大切にしたいと気づきました。様々な観点で探した結果、MaaS Tech Japanと代表日高の存在を知りました。まさにコネクティングザドッツのような、これまでの経験が繋がった感覚と、知見を活かし還元し、世の中や自分を含めた生活者の日常を豊かにするような取り組みができるのではと思いました。また情熱と高い専門性を併せ持った経営陣やディレクターとともに働くことができ、かつチャレンジングな環境に身を置くことで、自身もビジネスマン・人間としても成長できると確信しました。

――MTJで働く魅力や、プロジェクトのやりがいを教えてください。

自治体含め交通・移動に関する課題は溢れています。スタートアップでありながらも、県や市町といった規模や特徴も異なる様々な自治体や、国交省の運輸局、民間事業者など幅広いステークホルダーと協業しながら私たちの生活や日常が変わりうる移動改革に携わっています。これはMTJだからこその経験だと感じています。当然ながら、世の中にまだないものを生み出そうとしているため、私自身も挑戦し続け、日々の学びが大きいことも非常に楽しい環境です。

――実際に働いてみて、どんな方がMTJの風土にマッチしそうと感じますか?

少数精鋭な組織だからこそ、想像以上に迅速な意思決定を行っていると感じます。プロフェッショナルとして立場や役割を大事にしながらも、そこに閉じずに目的思考で行動し、染み出すことでチームが成り立っています。これができる理由は、各々が何か一つ専門性を有して社内外で価値を発揮しており、かつ、社内外を含む周囲に更に貢献できないか拡大や拡張を試みているからだと考えています。

MaaSの関連する領域は非常に広範にわたるため、私もそうですがその専門性は必ずしも交通に関することである必要はありません。例えば営業や新規事業開発の経験、経営企画・マーケティングの知識や観光産業での経験、自治体の職員経験など様々な分野の経験を還元することができるので、自分にとっての軸や武器を社内外にどう活かせそうかを、考えていただけると良いと思います。まだMTJは事業フェーズ、組織ともにまだ成熟しているわけではありません。0ベースで思考し、チャレンジする姿勢や染み出し力を持つ方は弊社で活躍いただけると感じます。

――今後MTJで、実現したいことはどのようなことですか?

私自身、さまざまな領域の“あいだ”に立ち、関係者をつなぎながら全体を設計するという役割を意識して取り組んできました。そうした立場だからこそ描ける構想や、設計できる仕組みがあると感じています。それぞれの状況、関係者や目的にあったMaaSとはなんなのかを構想し、社内外の仲間、地域のみなさまと協力して実装改善していくことで、移動や外出がより気軽で便利になり、日常のQOLが向上し、結果的に各地域、ひいては日本全体が発展し続ける好循環が生まれたらよいなと思います。そんな未来を創れるように、事業性と公共性を両立させながら、地域活性化に寄与する事業の確立および成長に寄与したいと思っています。

モビリティ領域は制約も多く、関係者が多岐に渡る難易度の高い領域だからこそ、それらの整合性を取り、連携するための存在・仕組み・システムなどが必要ですが、それは情熱と知見両方を兼ねえた社内外のプロフェショナルとチームを組むことで実現できる可能性があると考えています。私たちの移動の歴史は、車輪と帆から、鉄道、そして自動車の所有や飛行機へと変遷しました。更には、自動運転の実装は既に始まっており、私たちはまさにモビリティが「所有」から「共有」「インフラ」へ移り変わる真っただ中にいます。この変革の時代に、同じ志を持つ仲間とともに新しい産業と希望ある未来を創っていきたいです。

――最後に一言お願いします!

繰り返しになりますが、関連する領域が広く、また環境・状況は日々変わるため、まだまだ各領域での専門性を有した仲間を必要としております。情熱・好奇心がある方、具体的に実現したいMaaS関連の事業アイデアを持っている方、MaaS Tech Japanの既存事業の成長に寄与できると考える専門性を有する方がいらっしゃれば、ぜひエントリーをいただきたいです。

モビリティの未来、そして未来の私たちの生活や日常を、ただ語るのではなく自らの手で描いたり、動かしたい──そんな方と、ぜひ一緒に未来を創っていきたいと思っています。事業をつくることも、社会の仕組みを動かすことも、ひとりではできません。立場や職種を越えて、一緒に考え、悩みながら前に進んでいけるような方とご一緒できたら嬉しいです。

――江口さん、ありがとうございました。

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